今回は
口ゴボを治すトレーニングを理学療法士が徹底解説【2選】
について顔の歪み矯正専門の理学療法士が解説していきます。
口ゴボとは?
口ゴボとはは横から顔を見たときに
口元がボコッと前に出ている
状態を指します。
横顔の見た目の美しさを示す指標に有名なのが
Eラインがあります。
鼻先と顎先を結んだライン上に口が重なると綺麗な状態と言われます。
口ゴボの人はこのラインを超えて前方に突出している状態を指します。
反対に口部分が後ろに下がりすぎてる場合は
下顎が大きい・前に出ている
いわゆるしゃくれてる状態となります。
口ゴボを解剖学的に詳しく!
口ゴボとは具体的にはどのような状態となっているのでしょうか?
1つが原因!という訳ではなく、
口ゴボにはいくつか種類があります
①上顎前突
コチラはいわゆる出っ歯で歯や上顎部分が前に突き出ている状態を指します。
②上下顎前突
コチラは上顎だけでは無く下顎も一緒に前に突き出ている状態となります。
③下顎形成不全(顎変形症)
下顎骨自体が発達せずに成長してしまった(顎が小さい人)は下顎が後に下がっているように見えてしまい、結果として口ゴボのような見た目となってしまいます。
意外と口ゴボで調べていてこちらは出てきませんでしたが、特に若い女性に比較的多い印象です。
④顎関節の歪み
顎関節自体に歪みがあることでも口ゴボのような見た目となるケースがあります。こちらの場合は左右差が生じるケースが多いです。(右の方が酷く見える、など)
口ゴボってトレーニングで治るの?
結論を言うと、
難しいケースが多いですが、状態によっては部分的な改善は可能です。
上顎前突・上下顎前突であれば歯科矯正、
下顎形成不全(顎変形症)の人は骨切り手術
などの治療が必要となります。
但し、顎関節が起因となっている軽度の口ゴボであれば
トレーニングで解消する可能性があります。
先ほど4つの口ゴボになる原因を解説しましたが、
①の上顎前突だけが原因!
というよりも、
①と④が混在している
といったように複数の原因が混在しているケースがほとんどです。
つまり
顎関節の位置を調整することができれば
部分的な改善は期待できます。
そのため
今回のトレーニングを行うことで
完全に治る訳ではありませんが
今よりも口ゴボが良くなる可能性は十分にあります。
口ゴボを治すトレーニング方法
ここからは口ゴボを治すためのトレーニング方法を2つご紹介します。
口ゴボトレーニング(姿勢・頸部編)
先ずは首・姿勢のトレーニングです。
このようにストレートネックの人は下顎が下に引っ張られてしまい、下顎の位置もズレる傾向にあります。
そのため先ずは首のトレーニング方法をご紹介します。
①姿勢を正して座る
②首を前に突き出す
※首の上下の動きにならないように
③そのまま後ろに引いて5秒間キープ
④20回ほど繰り返す
口ゴボトレーニング(顎関節編)
下顎を前に出す外側翼突筋を鍛えるトレーニングとなります。下顎が前に出ることで相対的に口のラインも整っていきます。
①顎を前に突き出して5秒間
②元に戻して左前に突き出して5秒間
③元に戻して右前に突き出して5秒間
④30回程度行う
顎関節は痛みを生じやすい箇所となります。エクササイズ中に痛みなどを感じる場合はすぐに中止して下さい(多少の音は問題ありません)
最後に
今回のトレーニングで
口ゴボが完治する
という訳ではありませんが
部分的な改善
は期待できます。
口ゴボでお悩みの方は
先ずは1ヶ月程度頑張って続けてみて下さい。
今回は以上となります。
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顔の歪み矯正専門店リビサージュ代表。2012年に理学療法士の資格を取得。整形外科病院・学会発表・パーソナル指導等の経験を経て2018年独立開業。
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